第1回 「墨田を知る、墨田で活動する人に出会う」

By | 2015年12月19日

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平成27年6月13日、すみだガバナンスリーダー養成講座の第1回を開催しました。

[プログラム]
1.墨田での活動実践者による地域課題と活動の紹介

2.受講生同士の自己紹介
3.年間計画の作成


墨田で暮らしていても、身近な地域の課題や活動に、気づいていないことはたくさんある!
2020年に向けたすみだの取り組みを考える年間講座は、現在の墨田の課題や活動を4つの切り口から学ぶことから始まりました。

① 防災まちづくり
区防災課 職員より、墨田の課題として、災害時のリスクの高い木造密集市街地の状況を、東向島地区を例に説明がありました。この地区のまちづくりに携わってきた建築士の野田明宏さんからは、密集地の防災対策の事例を紹介いただきました。野田さんは「古い建物や地域文化を残すことも大切。危険のある地域だからこそ、地区住民の防災意識は高い」とも話していました。
図1

② 高齢者の健康づくり
すみだいきいきプラザの高浜和行さんから、地域の高齢化が進む中で、健康寿命を延ばすことが大切であり、そのために介護予防の体操や運動の活動に力を入れていることが紹介されました。認知症が増える中、予防や悪化防止の重要性も指摘されました。

③ 子どもの創造力を伸ばす教育
NPO法人CANVASの藤崎梨奈さん、小野寺大賢さんからは、「子どもたちが自由に工夫して遊べる街の空間が減っていて、ワークショップに関心が高まっていること、主催のワークショップ紹介イベントは、10年前数百人だった参加者が、今では10万人を超えていることなどについてお話をいただきました。
図2

④ ボランティア
すみだボランティアセンターの鈴木啓太さんからは、ボランティア活動の基礎知識と活動例の紹介がありました。「自分のできることを活かして、無理せず続ける活動に参加してほしい」とのことです。これらの活動紹介を聴き、受講生は「墨田に住んでいても、知らないことばかりだった」「自分に何ができるか、考えるヒントになった」という感想を持っていました。年間講座では4つの分野の現場訪問も予定されています。

墨田に新しく住み始めた人も、長く住んでいる人も集まりました!
後半は、これから共に学ぶ受講生の自己紹介と、年間計画の作成を行いました。受講生の年齢層は幅広く、最近墨田に住み始めた人も、長年住んでいる人も含め、多様な方が集まりました。自己紹介の中では、次のような思いも出ていました。
「暮らし始めて、祭りが多いことに驚いた。祭りや職人のことを知りたい」
「結婚して暮らし始め、日本的な良さのある街だと感じている。外国の人に知られていないので、魅力を発信したい」
「現在、大学院で墨田の研究をしている。地域課題や解決の取り組みをもっと知りたい」
「下町で生まれ育ったことにコンプレックスがあった。みなさんの話から街の魅力を再発見した。子どもに伝えるためにも、もっと知りたい」
「生まれも育ちも墨田区で、70年以上住んでいる。地域活動に若い人が参加していないのが課題」
「祖父の代から墨田。アート・イベントや外国人の方との接点づくりをしていきたい」

みなさんの声を聞いたうえで、来年の春までに何を身につけたいか、5年後にどうつなげたいか、講座の学習目標を設定しました。年間講座が本格的にスタートです。

【受講生の声(コミュニケーションシート)より】
墨田区に住んで15年。どうすれば地域の人たちとつながりが持てるのかわからなかった。この講座で、そのつながりを作っていきたいと思っている
● 墨田のまちづくりにおける現状、課題を知ることができた。
● まちをつくっていく人たちの意識の高さを感じた。
● 積極的にボランティアに関わっている人たちが、こんなにも多くいることにおどろいた。
● どの分野の取組も、現場の実情を知ることから始まっており、だからこそ実践的な内容につながるのだと感じた。  


【事務局より】
いよいよ、年間講座が始まりました。来年3月まで、どうぞ、よろしくお願いいたします!
受講生の方から、「受講生同士、お互いを知る時間があればなおよかった」とのご意見がありました。第1回はゲスト講師の話を聞き、墨田の現状を知ることに主眼を置きました。次回以降は、受講生同士の対話の時間も取り入れていきますので、お楽しみにしてください!