第16回「交流ワークショップの開催」

By | 2015年12月29日

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平成27年12月5日、すみだガバナンスリーダー養成講座の第16回を開催しました。

[プログラム]
1.イントロダクション

2.受講生とゲストの自己紹介
3.対話「つながりの難しさ」「すみだの魅力」
4.まとめとふりかえり

受講生自身が運営するワークショップを開催!
第16回は、2020年に目指すべき墨田を考えるうえでの大きな2つの課題「現代の地域でつながることの難しさ」「すみだの本当に誇れることは何か」をテーマに、受講生が自ら企画し、ゲストを招いての対話を行いました。

2つの課題を考えるうえでヒントとなる話をしてくれそうな方に受講生が声かけをした結果、9名のゲストにお越しいただきました。地域で活動をしている人、長く暮らしているが地域活動に関わっていない人、外からすみだに魅かれて住み始めた若者、区内でゲストハウスを運営している人など、今回のテーマについて多面的な視点から意見を出してくれる方々が集まりました。

当日の運営は、受講生が企画、準備しました。

「司会進行役が、企画趣旨、進め方、対話のルールを伝える」「最初は、ゲストの話を全員で聴く、その後、話し合えるようグループに分かれる」「ゲストが話しやすいように、招待した受講生が招待した理由とテーマに関する質問をしてから、ゲストに話してもらう」「各グループでファシリテーター役と記録係を定める」など、ゲストの視点を取り入れながら準備したことで、テーマについて話を深める工夫をすることができました。

受講生たちが、自分たち問題意識を明確に伝えることで、ゲストのみなさんも真剣に取り組んでくださいました。

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外と中の2つの視点の交流が大切!
ゲストの話からは、向島地区と本所地区のつながりの違い、地域特性の背景にある歴史、若い世代の地域やつながりについての考え方、区外からすみだを訪れる人が良いと感じることなどの話が出ました。そのうえで、テーマにもとづき、対話を行うことで、話が深まりました。

対話で話された内容
<地域の人とのつながりの難しさに、どう向き合っているか>
犬や植木などを介することで話しやすくなることがある。下町の植栽はコミュニケーションの道具になる。つながり自体が目的になるとつながれない。人と人との間を介するものとして、具体的な活動を設定し、その活動の目的や目標を決めるといいだろう
向島と本所で地域のつながりや活動の状況は違う。しかし、現状の地域の枠で話を終わらせず、将来に向けて、すみだ全体を一つとして考える視点も必要ではないか
かつての下町では、家の鍵をかけないでお互いに行き来したが、そういうつながり方は、今の社会では抵抗感があるのではないか。若い人は見て見ぬふりをするのが礼儀と考える人もいる。つながりに対する世代間の認識の違いは大きい。世代ごと、人ごとに、人との関わり方のイメージが違うことを考える必要がある

<すみだの魅力とは何か>
区内の人には見慣れたスカイツリーも、区外の人にとっては大きな魅力といえるのかもしれない
区外、国外など、「外」から人を呼び込む魅力を見つける必要がある
祝い餅の文化は、他の地域にはないユニークな習慣。そうした点在して見えにくくなっている魅力を掘り起こす活動があるとよいのではないか
「区外の人がすみだの良いところを区内の人に語る会」を開催すれば、住民に新しい発見があるかもしれない

対話を通して、枠を越えてつながることの難しさが改めて明確になりましたが、同時に、外の人の視点や考え方を取り入れることで、枠を越えることの大切さがわかりました。区民が、つながりや魅力を考える際、外と中の二つの視点を持つことで、新しい可能性が生まれるのではないでしょうか。

【受講生の声(コミュニケーションシート)より】
ファシリテーションがあまりうまくできず、若い人の意見をなかなか聞き出せなかったのが残念だった。対話の方法について、さらに学びたいと思った
すみだに点在している魅力を掘り起こす活動、魅力と思われるものを作りあげていく活動をしていきたい
すみだの住民である私たちこそが、すみだの「魅力」を見出す必要があると思った。すみだの外からくる人々のニーズを考え、それに合わせて私たちは変化していくべきと感じた
ゲストの方の外からの言葉をいれてもらえたことがとてもよかった
地域による違いの話をきくことができたのがよかった


【事務局より】
今回のワークショップは、多忙な受講生のみなさんが、時間を調整して自主的に集まり、議論を重ねたことで、充実した内容になりました。ふりかえりシートを読むと、外と中の視点についての意見が複数ありました。「区の外」「まちの外」「自分たちの世代の外」「受講生のグループの外」からの声をきいてこそ、すみだの魅力が見つかるのではないかと感じました。

「つながりの難しさ」「すみだの魅力」という難しさに向き合ったみなさんだからこそ、どのような活動が生み出せるのか、共に考えていきましょう。