第10回「これからの子どもに求められる力」

By | 2015年12月19日

キャプチャ
平成27年8月29日、すみだガバナンスリーダー養成講座の第10回を開催しました。

[プログラム]
1.ワークショップコレクション概要説明

2.ワークショップコレクション見学
3.見学後の対話 
4.まとめとふりかえり

 

世界最大級の子ども向けワークショップイベントから学ぶ
今回は、墨田から外に出て渋谷で開催された「ワークショップコレクション」を見学しました。このイベントは、創造力・表現力を刺激する子ども向けワークショップを一堂に集めたものです。

講座の最初に、NPO法人CANVASの古畑氏からイベントの概要説明がありました。 NPO法人CANVASは、この「ワークショップコレクション」や、墨田区役所との協働イベント「すみだ やさまち15」などを企画・運営し、子どもの創造性を育む活動を進めています。年に一回開催する「ワークショップコレクション」の来場者数は、2日間で10万人を超えるまでの規模になりました。今回は取り壊し予定のビル2棟を協賛企業から借り受け、造形、絵画、映像、環境、サイエンス、デジタル、音楽等、様々なジャンルにわたり150もの多彩なプログラムを同時進行的に実施しました。
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子どもたちに求められる創造力とITを使いこなす力
見学では、子どもが最先端のデジタル機器などを自然に使いこなす様子を目にすることができました。また、普段家ではできないような、壁に自由に絵を描くといったことが、子どもの創造性を引き出すこともわかりました。見学を通して、これからの子どもに求められる力には、創造して発表する力、 ITを使いこなす力などがあるのではとの発見もありました。


主体性を生み出すワークショップの特長を再発見
見学を通して、ワークショップという手法の特長も見えてきました。ワークショップを一般的な会議や授業と比較することで、その違いが明確になりました。例えば、図工の授業は知識や技術の習得のためのもので、決まったものをそのとおりにつくることが多いといえます。従来の会議や授業では参加者が受身になる傾向がある一方、ワークショップは、参加者が自分で考え、工夫して、自分なりのものを作ります。だからこそ、子どもの創造力をのばすのではないかという発見がありました。受講生からは、ワークショップの特長として、意見が出しやすい仕組みがある、座るのではなく体を使う、という意見も出ていました。
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人々の協力を得ることがイベント運営のポイント
受講生は、9月以降の講座の中で、自分たちでイベントを企画していきます。そこで、今後の参考のためにも、CANVASがイベントをおこなう中で工夫している点について、受講生同士が対話を通して、考えてみました。ボランティアスタッフの来場者への細やかな気遣い、大学とのコラボレーションによる魅力的なプログラム、協賛企業から場所を借り受けて費用をおさえるなどが、気付いたイベント運営の工夫点として挙がりました。対話を通して、イベントが様々な人々の協力を得て運営されていることを改めて確認できました。

子どもの創造性について考えるだけにとどまらず、ワークショップの可能性を実感し、イベント運営の難しさと奥深さを発見した講座となりました。
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【受講生の声(コミュニケーションシート)より】
子どもたちの意欲を引き出すことの大切さを改めて感じた
様々な団体が子どものための取り組みを行っていると知り、驚いた
たくさんの種類のワークショップを見ることができてよかった。また、見学後の対話を通して、人の数だけ違う感じ方があるのだと改めて思った
イベントを運営する際の工夫点について学べた。今回見たワークショップ出展者の工夫を、今後に活かしていきたい
対話の時間を経験して、これからはもっと時間配分なども含め、配慮の行き届くファシリテーターになりたいと感じた
アイデアを引き出しながら、発表、主張していく力を身につけたいと思った


【事務局より】
いよいよ年間講座の前半が終了しました。現場訪問で知ったこと、講座のなかで手法として学んだことをもとに、9月からはイベントの開催に向けた企画づくりを進めていきます。現場訪問や講座に参加できなかった人も、参加した人から意見を聞き、2020年の墨田を一緒に考える対話を深めていただければと思っています。後半の講座も頑張っていきましょう!